遺書5

寒くて、基本的にブルブル震えながら生きている。タバコばっかり吸っている。

 

 

遺書5

 

昨日の夜、総合実習について悩みあぐね、

胃が痛くなり精神的に終わり

過呼吸になりA君をドン引きさせてしまった。

私はもう終わっているのだ。

かなしくてたまらない。誰にも会いたくない。

A君は優しいので許してくれた。

彼はいつでも許してくれる。

でも、自分が許せなくて、すごくかなしい。

ビビりすぎだ。

多分わたしはビビりすぎ。

傷つきたくなさすぎるのだ。

傷ついてボロボロになるのを恐れすぎている。

プライドが高すぎるんだな、

自分のことが大好きすぎるんだ。

自己愛が強すぎて、空回りしてしまっている。

バカでしかない。死んだらいいのに。

セックスしちゃったら何もかも終わりだし

キスもハグも全部いっしょだし

結局わたしは多分どこかで

自分を認めてもらいたがってるだけで

可愛がってもらいたがってるだけなんだ

きもいなあ。死んでくれ。

今日は1日バイトがないが課題もうまく進まない。

やらなきゃいけないことは決まっているんだけど

頭も心もうまく機能しなくなっている。

残念すぎるなあ。どうにかしてほしい。

誰か救ってほしいなんてもう思いたくない

誰ともすれ違わなければ、

誰とも接触しなければ私はここまで

醜く歪んだ自己愛に自ら溺れ行くこともなく済んだのか

あの子に会わなければ、

彼とキスをしなければ、

後悔する夜はたくさんあって、学んだことは、

条件はたくさん潜んでいるということ。

美人でなくちゃ、痩せてなくちゃないことはないってこと。

いちばんてっぺんに君臨する条件は

「ヤれるかどうか」でしかないってこと。

誰でもいいのに私であってほしいと

そんな下らないことを願うのは

バカみたいだし実際バカだし。

でもたくさんチューしてほしいし

他の男のとこに行ったら怒ってほしいし

心配されたいし愛されたいし

私のことを一ばんに考えていてほしい

どっかにいっちゃったら迎えに来てほしいし

一晩中泣いてても抱きしめてほしい

めんどくさがらないで一緒にいてほしい

一緒にいて、安らぎとか落ち着きとか癒しとか

いい効果を感じてほしい

誰でもなく私じゃないとだめな理由をもって

毎晩大好きでいてほしい

強い情熱で引っ張ってほしい

私はもうダメだ

ダメじゃなくてまともに

一人でしっかり生きてる人って

どんなふうなの、なんでできるの、えらい

すごい、本当にすごい

どうして私にはできないの

みんなは抱きしめられてねむりたい夜ないの

連れてってほしい夜ないの、ここじゃない

ここじゃないどこかに

ここじゃないどこかに

ここじゃないどこかに